43才で結婚した女の孤軍奮闘日記

百貫デブで農家の跡取りと結婚してしまった43の女のその後をせきららにつづります。

もうすぐ一年。

結婚記念日ではありません。

あと1ヶ月くらいで結納から一年になります。

今思えば、あんなに金や時間のムダはなかったんじゃないかって思われてなりません。

うちのような昭和初期から時代の流れとは無関係に取り残されたような田舎でも、結納をする家は少なくなったようなのですが…

仲人をたてたりはしなかったのですが、結納はするとの相手側、つまり百貫デブの家からの申し出だったので、こちら側が断ることも出来ず、仕方なく受けることに。

で、百貫デブ側は特に形式にはこだわらず、結納式には私と百貫デブとそれぞれの両親だけで、ただ納める物(結納品)を納めて、そそくさと帰りたいというのが希望でした。

がっ!

その事に横から口を出したのが、私側の親戚の伯父。

この伯父、元教員だったこともあってか何かにつけて上から目線で口を出したがるんです。

結納式は家と家、つまりは親戚との繋がりのためのものだからとか何とか言って、当日はどうするのかと根掘り葉掘り聞きたがり、迎える側は親族一同そろって迎えなければならないとか、あれはどうするんだとか、それはしなきゃいけないとか勝手に仕切りたがりました。

はっきり言っていい迷惑です。

相手側はなるべく省略形でしたいという明確な意思を持っているにもかかわらずですよ。

だいたい、結納式に親戚まで同席するなんて聞いたことがありません。

その事を百貫デブに伝えたところ、案の定、嫌がりました。

けれど、伯父は言い出したら聞かない質なので、言われるがままに結納の日を迎えました。

私も最初はそれぞれの両親と自分たちだけと思っていたので、洋服でもいいかなって思ってましたが、親戚が押しかけて来るならばと、急遽成人式以来の着物を着ることに。

9月初旬は秋と呼ぶにはまだまだ暑い。

苦しいやら動きづらいやらあついやらで、もう大変でした。

そして、結納品はいろいろありますが、その中で一番のメインが婚約指輪。

なのに!!!!!

ショボ過ぎ…

ま、頂けるだけでもありがたいと思わなければバチが当たるのかもしれませんが…

まぁまぁの大手に勤めて四十代に片足を突っ込んでるにもかかわらず…

ぶっちゃけ、他の結納品なんていらないからもっと指輪に金かけろや!よくもそんだけムダにでけぇずうたいで、こんなちっちぇぇ石が買えたもんだなぁ!

って思いっきり突っ込み入れたかったです。

結納式にも指輪にも不満を残しつつも、どうにか式を終えることができましたが、いまだに気がかりなのは、もらったままの結納品の数々。

ネットで調べたところ、羽子板飾りにする方法があって、結納前にはそうするつもりでした。

でも結納から結婚式までが思った以上にバタバタで、ってか、結婚式までは飾ったままにしておかなければならないとのことで片付けられず。

ならば結婚式後にはと思っていたのですが、結婚式後に隠れゴミ屋敷の実態を目の当たりにしたせいで結納品の片付けなど一気に頭からぶっ飛んでしまったのと、最近の猛暑日続きのため、もう少し涼しくなってからでいいかって後回しにしたまま。

あーあ、結婚ってホントめんどくさいことばかりですよ。