43才で結婚した女の孤軍奮闘日記

百貫デブで農家の跡取りと結婚してしまった43の女のその後をせきららにつづります。

結婚までの軌跡(その1)

ども、すずめです。

毎日暑い日が続きますが、皆様大丈夫でしょうか。

さて、さっそく本題。

私が住んでる場所は具体的には申せませんが、とにかく田舎です。

道を歩けば金田一耕介が下駄をならしながらひょっこり顔を出しそうな、最低賃金が国内でもっとも低い場所でもあります。

今思えば、そんな超ド田舎でよく43年も一人でいれたものです。

ま、高校を卒業した後には地方都市で数年暮らしていましたが、平成の大不況の煽りで当時の職場の給料が年々下がって心身ともにボロボロになった私はあえなく生まれ故郷へとUターンすることになったのです。

帰った直後はパートの仕事をしていました。

で、田舎特有の嫁不足にて結婚の話もチラホラ…

当時はまだ20代!

でも女の私から言わせてもらえれば、「嫁不足」ではなくて「イイ男不足」。

ほとんどが長男で後継ぎ。

もちろんジジババ付き。

ジャニーズばりのイケメンで高収入なら、それくらいはガマン出来るでしょう。

しかし!

そんな人は絶対数が少ないうえに、自分がナンボのものかを知っているため、親戚や友達にに自慢出来るような若くて可愛くてスタイルの良い女性を選びます。

で、予選落ちの私に回ってくるのは自営業や非正規雇用ばかり。

おまけに覇気が無く、神経質で暗い感じの人ばかり。

そんな人と結婚して毎日を送らなければならないのかと思うと絶望しかありません。

実家暮らしで贅沢さえしなければ何とかやっていけれる状況にいた私。

結婚なんて自分から夢も希望もない不幸な道へと突き進む、愚かな選択以外なにものでもなかったのです。

で、まともな出会いに恵まれることなく諦め顔の両親を尻目に、のほほんと過ごしていた私の年齢は30代後半。

いわゆるアラフォーの仲間入り。

そうなると途端に結婚の話はパッタリとなくなりました。

そう。

ここは田舎。

後取りはその家の子孫繁栄のため種馬的役割を果たさなければならないのです。

ならば、嫁はブスでも出来るだけ若いほうがいい。

ここでうちの田舎の結婚事情を大まかにご紹介。

(公務員でイケメン)→若くて可愛い女性と結婚。いわゆる勝ち組。

(貧乏でイケメン)→まあまあの相手をゲットする可能性大。

(高収入か公務員で不細工)→優しさや親との同居なしをアピールすれば何とかなるかも。

(貧乏で不細工)→生涯未婚か、親が本人の意思に関わらず子供を産ませることだけのためにブスでも出来るだけ若いのを見つけてむりやり結婚させることも。

私がどれに選ばれて結婚したかは、おいおいお分かりになって頂けるかと…

で、そうこうするうちに年齢はいつのまにやら40から41へ。

さすがに、ちとヤバいかな?なんて思い始めたわけです。

けれど結婚の話はとうに事切れ久しい状態。

辺りを見ませば両親は後期高齢者と呼ばれるゾーンに片足を突っ込み、同世代の知人友人には中学生になろうとする子供がチラホラ…

自分は自分、他人(ヒト)は他人(ヒト)と鼓舞するも、30代には不思議と感じなかった、生きていれば必ず訪れ決して逃れることのできない自分自身の老いや両親の死への恐怖がとたんに大きくなって行きました。

ま、当時は恐ろしいほどの薄給だったため、経済的な理由からだったのかもしれません。

で、ダメもとで親に相談したところ…


と、今回はここまで。

次回もお付き合い頂ければ幸いです(^^)